中高年には大変な I T

IT産業を経営している人間が言うのも大変不謹慎な話だが、
しじゅう使っている定型的な使い方ならいざ知らず、
たまにしか使わないものは大変な騒ぎになってしまう。

年末年始にたっぷりパソコンに向かったから言うのだが、
年齢から来る記憶力の衰えはすごいものがあり、なさけない程である。
体力の衰えも含め、年齢には勝てない事を実感せざるを得ない。

毎日パソコンに向かい、ホームページを担当し、常日頃からITを語り、ITを飯の種にしているのだが、
以前やっていた事をコロコロと忘れている事に気がつく。
年賀状ソフトなど見事なまでに最初からはじめるのと大差ない。
幸いにして自分ほど恵まれた環境にいる中高年はザラにはいない。
何しろ分からなくなれば聞けば良い、回りは技術者だらけである。
又かと言われながらも教えてくれる。

連中に言わせると、Windowsは「勘」が大事だという。言われてみるとそのとおりで、
勘所が身につくまで進化を待っていてもらいたいくらいだ。
これだけ恵まれた環境にいる自分にしてこうなのだから、世の中の中高年は推して知るべし、だろうと思う。
皆苦労しているんだろうな、と思わず同情してしまう。
肝心なのは価格の低下よりもヘルプデスクの充実ではないのかと思う。
もしかすると日本人のサービスには対価を支払わないという文化は、
IT パソコンによって駆逐されるのだろうと思う今日この頃である。

せめてお客さんにはバレないように、能書きだけでも猫をかぶれるように、
又できるだけ常日頃から新しい利用方法にチャレンジして記憶力を叱咤激励する必要性を
痛感する年末年始だった。