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秋田中央交通株式会社様
- 発車オーライネット
- 新・発車オーライ
- 新時ダイヤ
秋田中央交通株式会社様
秋田中央交通様は、1921年に鉄道会社として誕生して以来、今年1月に100周年を迎えられた由緒あるバス会社様です。
現在では、秋田市交通局からの路線移管もあり、市内のほぼ全域をカバーする路線バスを運行。さらに、秋田と新宿・仙台・能代・横手-湯沢の各都市を結ぶ高速バス、秋田空港リムジンバス、貸切バスと、幅広いバス事業を展開されています。
導入システムと稼働開始年月
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- 2002.04
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発車オーライネット
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- 2017.10
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新・発車オーライ
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- 2019.09
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新時ダイヤ
『発車オーライネット』を導入されて、来年で20年になりますね。
秋田-仙台線の高速バスをJRバス東北さんと当社との三社で共同運行している宮城交通さんがいち早く導入されており、「とても便利ですよ」とのことで、仙台市のバスセンターに見学に行って決めました。確か、JRバス東北さん、秋田-新宿線を共同運行している小田急シティバスさんも一緒に導入されたと記憶しています。
それまでは電話でやりとりして、自社専用のオフコンに入力していたので、予約がダブってしまったり、日付や時間や号車が間違っていたりといった問題がありました。こうしたヒューマンエラーを解消できましたし、共同運行会社さんとも画面上で情報を共有できるので、業務効率が大幅に向上しました。この20年間でますます進化して利便性が増したので、もう絶対になくてはならないシステムですね。
『新時ダイヤ』と『新・発車オーライ』はいかがでしょうか。
ダイヤ編成では10年ほど、他社さんのシステムを使っていましたが、「OS問題」がネックになっていました。OSが変わるたびに更新に多額の費用が必要で、負担になっていたのです。また、専任の担当者を置く必要があり、離職した場合の引き継ぎが難しいこともあって、ちょうど人事異動で人が変わるタイミングで『新時ダイヤ』に切り換えました。スムーズに移行できて、処理速度も速くなったと感じています。
貸切のほうは高速と違って、ずっと以前から自社専用のオフコンを使い続けていて、何とか間に合わせていました。でもやはり、詳しい人が少なくなり、保守も大変になって、これもちょうど制度が改正され、料金の上限・下限が設定されたのを機に、『新・発車オーライ』を採用しました。
今後のIT化に対しては、どのようにお考えですか。
『発車オーライネット』でも、『新時ダイヤ』や『新・発車オーライ』でも、いろいろ便利な機能が入っていますが、まだ十分に使い切れていないのが正直なところです。工房さんにサポートしていただきながら、フルに使いこなせるようにして、業務の合理化に役立てていこうと考えています。
もうひとつ、来年2022年3月頃を目途に地域独自のサービスとJR東日本さんのSuica(スイカ)のサービスが1枚のカードで利用可能な2in1カードの地域連携ICカードを導入します。折角の機会だけに、ICカードのデータを吸い上げ、『新時ダイヤ』とリンクさせることで、路線ごと・便ごとの利用状況を検証して、よりムダのないダイヤ編成に活かせたらと思っているところです。その他、収入金システムとの連動やGTFSのいっそうの活用なども、ステップを踏んで取り組んでいきます。
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